Ask518のブログ

田舎大工の現場での思い付きや日常

昨日の続き


プレカットの良い所は
作業場が要らない
打ち合わせさえしっかり通ってれば間違いは無い
仕事のタイムラグが無い
安い
質が安定している
などなど
お客様にとってのメリットは大きい。

どうしても墨付けだと大工の技量で変わる部分が出てくるので、耐震等級3が一般的になっている今時の金物や構造に明るくないと厳しいかも。
ただ、田舎での仕事が多いせいかお客様と話をすると…
プレカットしたくない人が半数を超えます。

まぁ墨付け刻みもプレカットなんすけどね(笑)

都会との違いなのかも知れませんが、家を建てる事の思い入れが非常に強い感じがします。

私の好きな棟梁の1人、田中文男氏は大阪万博に校倉造り(だったような…)で2週間で完成する家を展示されたそうです。
反響は大きかったそうですが、実際にこの工法で建てるお客様は少なかったそうです。
お客様に話を聞くと、大工の腕を信用して家を建てるのに余りに早く完成してしまうと満足感が無く、家に愛着を持てなくなるそうです。

昨今の安いだけの家は論外としても、やはりお客様と相談しながらの家造りをしたいものだと思うのでした。m(_ _)m

なんか全然昨日の続きになってないような気がしますが…まぁいいか( ̄▽ ̄)

あと今日の現場〜
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雨に濡られました。
明日は構造材全搬入…