

欠損を極力少なくする為に乱に。

天井面に120㎜HGW16kを2枚。
その後、55㎜を付加断熱。

壁面は同105㎜。
あまり知られてないと思いますが、住宅に使われている木材の含水率は16〜22%程度。
この数値はどんなに管理が良い状態でも、日本の風土ではこれ以上下がることはないと思います。
しかし防湿層で湿気の進入を極力減らし、通気層から排出を進めると断熱ラインの木材の含水率は7〜9%まで下がります。
KD材であろうとも、更に2〜4㎜程度細くなります。
この時、伸縮性の無い断熱材は木材との間に隙間が発生し欠損部分が出来てしまいます。
その部分で結露が起き、ある程度の湿度を越えるとカビ、腐朽菌が発生します。
これは外張りでも内部充填でも起きます。
それを防ぐ為に、綿状の断熱材を幅で10㎜、長さで30㎜ほど大きめにし充填する事で木痩せに追従させます。
自分は年間を通して家は動いていると考えています。
内部仕上げ材、構造材、外壁に至るまで…
どうすれば無理がかからないか?
どうすれば長持ちされられるのか?
そんな事ばかり考えております。
m(_ _)m