Ask518のブログ

田舎大工の現場での思い付きや日常

よくあること…?

先週から入っている現場ですが…。
現場に入る前の打ち合わせにて10人工5日でとの指示。
はい無理です。(笑)即答してしまいました。
仕事内容は60坪総二階のサッシ全交換。
鎧張りの窯業系をサッシ廻り2.5寸くり抜き交換、防水処理、断熱処理、外壁補修、内窓枠も全交換。
お客様が居住中で、である。
とても10人工では出来ない旨伝えまして、超過分もOKに。
しかしサッシ、ガラスの間違いに始まり、搬入された窓枠は全て幅が足りずに取り直し。
ここまでで結構なマイナスになってるんじゃ…((((;゚Д゚)))))))
外部フード、軒天井ガラリ交換、エアコンのダクトカバー交換、木製玄関ドアの補修と仕事がだんだん増えていきます。
えーと…
予算はどうなってるでしょう…⁇
まさに謎です(笑)

この御宅、20年程前に建てられたツーバイの外断熱なんですが…窓は外国産の特殊な物で、経年劣化とサビで何処も開かなくなってしまい今回の工事に。
アルゴンガス入りのペア樹脂サッシですが開かなくなってしまえば仕方ない…。
デザインも凝っていて当時はそれなりに値が張ったでしょう。
外壁を抜くと通気胴縁の間からいきなり断熱材が露出。
あれ…⁇
タイベックは⁇
サッシ周りにはブチルテープが見えますが断熱材同士はテープ処理無し。
そのテープどこに繋げてるの⁇
防水ラインがどこにあるのかわかりません。
断熱材は経年劣化が進んでか、かなりもろくなっています。
通気胴縁をビスで留め直しするとどんどん潰れていきます。
どうすんのこれ…(゚o゚;;
サッシを外すと付加してる下地は結露とコーキング目地からの漏水で傷んでます。
とても新しいサッシは付けれません。
下地を撤去すると銀色のシートが露出。
これが防水紙かな?と切り取り見てみると編み目状のシートに銀色のコーティングがされた物のようですが、無数の穴が開いてます。
どう見ても防水はできそうもありません。
サッシ廻りのテープとも繋がってません。
つまり外壁とコーキングだけの防水のようです。
この御宅を建てた会社は今では無いそうですが、当時はこれで良かったんだろうか…
というリフォーム現場ではよくある出来事でしたm(_ _)m