Ask518のブログ

田舎大工の現場での思い付きや日常

墨壺

昨日h168様のブログにて、たてやま様が墨壺についてコメントされていましたのでブログネタに頂き‼︎と(笑)
色々ありますが木製墨壺にも自動巻きの物があります。
自分が調べた中で現存する一番古い物は江戸時代後期だったと思います。
おそらくは江戸時代中期には自動巻き墨壺は開発されていたんじゃないかー?と勝手に思ってます…詳しい人がいらっしゃいましたら教えてくださいm(_ _)m
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で自作の、欅の一文字型です。
無論手巻きです。(笑)
墨付けでメインで使っていました。
持っての移動が多いので片手でつかみやすいようコンパクトなのがポイントです。
道具箱の中でもがさばらないです。
糸は競技仕様の極細。
糸口は陶器です。
綿はギチギチに詰めてストッキングで覆ってます。
綿の繊維が墨差しに付くのを防ぐためです。
自分は墨付け時、芯墨用に密閉型、移動用の一文字型、一文字を置き忘れた用の大きいやつと3つ使います。f:id:Ask518:20150426121500j:image
大きいやつ。
変な体勢でも墨差しが入れやすいようにかなり池口が大きいです。
糸は切れにくいように太めです。
糸口は真鍮です。
樹種は桜、フタは杉です(^◇^;)
現在の元請けは新築、大リフォームはプレカットでほとんど出番はありません。
あと墨差しは基本自作します。
良い竹があれば割って在庫しておきます。